介護業界では実務の担い手が不足している状況があり、経験や資格の有無にこだわらず広く人材が募集されています。全くの未経験という人でも、比較的転職しやすい業界として認知されています。
しかし、実際には3Kとしばしば言われるほどに過酷な労働環境の現場も多く、業界外から転職してきて苦労を重ねた上、しまいには退職してしまう人もいます。
介護の仕事に携わるには献身的な心が必要であり、多少の苦労があることは心しておかなければなりません。それでもなお心が折れてしまわないようにするためには、自分に合っている転職先を選ぶことが肝心です。
もし未経験で資格がない場合には、従事できる仕事は限られてきます。例として、高齢者の食事やトイレなどの介助や清掃、ベッドメイクなどが主な業務になります。もし、直接利用者さんに触れて介護ケアをしたいのであれば、介護職員初任者研修を取得する必要があります。
また、はじめて介護業界で転職をする人は、給料の高さやアクセスの良さで転職先を選んでしまいがちです。しかし、介護業界で職場を選ぶコツとして現場での過ごしやすさを重視するのが肝心になってきます。
施設は職場によって人間関係のあり方に違いがあり、その根底にあるのは職場の経営方針である場合も少なくありません。そのため、自分にとって心地よい人間関係が築けそうな職場を選ぶことが大切です。
介護は仕事が厳しい分、励まし合える仲間がいるかどうかで働きやすさは随分変わってきます。まず職場の雰囲気が自分の価値観に合っているかどうかを確かめて、転職先を選ぶようにしましょう。